お金に関係する話

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出るお金・入るお金

お店を出す為のお金に関係する内容です。一体どれだけ掛かるのか、何に掛かるのかなど、ご説明できる範囲ですが解説します。

キャンドルショップ開業

キャンドルショップ開業

資本金

お店を経営している立場の経験として解説させて頂きますのでご理解下さい。まずお店を始める為に用意したお金を資本金として解説します。

出るお金

賃貸テナント契約費用

お店を賃貸で借りる場合は敷金・礼金・保証金・前家賃一か月分など物件により金額は様々ですが必要です。また同時に火災保険などの加入も必要となります。

店舗内外装工事費

お店を設営するにあたり掛かる工事費用などです。事前に業者さんと打ち合わせを行い、予算オーバーにならない様に注意して下さい。

引っ越し・搬入費用

内外装工事が終われば什器や商品の搬入となります。引越し業者などに依頼する場合は費用が発生します。

店舗什器など

お店のテーブルや棚、什器類の購入費用も掛かります。細かな部分ではメモ帳からボールペンまで営業に必要な備品類を書き出して合計額を見積もります。

広告費・通信費

宣伝や告知に有料媒体を使う場合は費用が掛かります。WEBサイトなどインターネット回線やサーバー代、パソコン台なども計上します。

光熱費

電気・ガス・水道その他の毎月掛かる費用も算出します。

人件費

人を雇う場合は勿論、経営者側の給与なども計算します。

想定外の費用いろいろ

上記の費用とは目安の部分もありますが、様々な支払いをしていくと、チョコチョコ掛かるお金が妙に多く「思った以上にオーバーしてる」のが現実です。予算を下回る事は殆どありません。ですので全体で掛かるであろう金額にプラス20%(最低でも)を上乗せして見ておいた方が良いと思います。

 

これら1~8までが一般的に最初に掛かるお金の抜粋です。お店が離れている所に通うのであれば当然、交通費も加算されます。これらのトータル(あくまでも概算ですが)幾らになるかを計算して下さい。資本金が最初に幾ら無くなるかを知る必要があります。

キャンドルショップ開業

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運転資金

資本金から初期費用を引いた残りが運転資金となります。運転資金(営業後に出ていくお金)は何があるのかを解説します。

1,家賃

2,人件費

3,仕入れ代金の支払い

4,光熱費など

4,宣伝広告料や通信費

5,組合などの会費

6,ローンなどの返済

7,設備の維持費

1~7までが一ヶ月に出費する主要項目です。この合計額がどの程度になるか算出して下さい。

運転資金の目安

これはお店毎に条件が違いますので一概には言えませんが、経験上で言えば最低でも一ヶ月に掛かる1~7までの合計額の12ヶ月(一年分)は運転資金として必要です。勿論、月々の売上が発生しますから、入るお金も見込めますが、極端に言えば一年間無収入でも維持出来る余裕が必要です。開店景気で最初の1ヶ月程度は売上があっても、その後は一旦落ち着きます。落ち着くというのは、そのお店の本当の正体が現れる状態ですので、ここからが本番であり勝負になります。店によって違いはありますが、安定的にお客様が来られる状態になるには一年は最低でも掛かると考えて下さい。

過去に中小企業白書で出された個人事業所の生存率データでは、1年目で40%・5年目で75%・10年目になると90%が廃業しているそうです。開業して1年以内に4割が無くなる・・・殆どの原因は運転資金が底をつき継続出来なくなるのではと想定されます。

売上金

当然の話しですが、商品が売れればお金が入ります。ですが1000円の商品が売れれば1000円儲かったのではありません。ここから原価を差し引きます。600円で仕入れたのであれば、儲けは400円です。ですので単純に「今日は10万円売れた!」と喜んでもいられません。原価率が6割なら4万円、5割なら5万円となります。もっと細かく言えば、商品を包装するクッション代、袋代、ショップパンフ印刷代など数円単位の経費も掛かっています。そうなると、一体幾ら売れば採算が取れるのか・・・という話になってしまいます。

損益分岐点

お店を運営する上で、この分岐点となる額を知らなければなりません。お店を運営していく上で出るお金の内訳では大きく「固定費」と「変動費」に分けられます。

固定費

売上の金額に関わらず、必ず出るお金です。売上があっても無くても家賃は掛かります。この様な項目の費用を固定費として合算して下さい。

変動費

売上に応じて変動する費用です。仕入れ代金は仕入れが無ければ支払いも0円ですが、10万円の仕入れをすれば、支払いも10万円になるので月々の金額も変動します。営業マンの歩合給なども変動対象になります。これらの費用も合算します。

損益分岐点の計算

利益が出たのか出ないのかを簡単に計算するには売上高から固定費と変動費を引きます。ここでプラスになれば黒字、マイナスなら赤字です。

プラスマイナスがゼロ=ここが損益分岐点です。

つまり、利益を出すという事はゼロ以上にしないとなりません。売上高が上がっても同時に変動費も上がる訳ですので、実際の所、利益が急激に増える様なものではありません。仕入れ原価を下げる事や変動費となる項目をいかに抑えるかが、経営者の腕の見せどころにもなります。

テレビで良く見る「年商数億の社長」などと言われますが、売上高の額であって、利益ではありませんので3億の売上でも損益分岐点を下回っている場合もありえるのです。

その他のお金

経費や売上にもお店毎に様々な項目が存在しますので、全てを解説できませんが、基本的な項目を上記で抜粋しました。お店では商品の売上が主軸となりますが、例えば商品貸出のレンタル料収入だったり、空きスペースの時間貸しによる収入だったりも存在します。様々な収入、支出を細かく分析する事で、お店の本当の姿が見えてきます。お金はお店にとって血液の様なものですので、血の巡りを良くしてあげる事が大切だと思います。

 

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