経験を高める

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キャンドル制作はとても簡単な原理で成り立っています。ですがイメージしたキャンドルを作ろうとすると思い通りにはなりません。

キャンドルショップ開業

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素材を知る

ワックスには様々な素材原料があります。パラフィンワックス、ソイワックス、ジェルワックス、パームワックス、蜜蝋・・・それぞれに特有の個性があり、この個性を理解しないと思った通りには出来上がらないのです。個性を知る一番の方法とは徹底的に様々な条件での制作テストをする必要があります。この点においては本や動画など役に立ちません。一度作った物をもう一度作ろうとすると表情の違う物が出来上がります。何が違ったのか・・・考えられる理由は様々ですが、その答えを導き出せるのは本人しかいないのです。

作り込む

例えば色も香りも付けないシンプルなワックスを使い、それぞれ液体温度を変えた状態で硬化させます。60度から5度きざみで90度程度まで作ってみて下さい。同じ素材なのに全体の表情が変化していきます。何がどの様に影響するのかを自身の目で確認し、その理由を理解して下さい。

影響

完成品の表情や風合いが何に影響しているのかを簡単に説明すると、ワックスの液体時(注ロウ)の温度・室温・制作環境・添加剤の配合比・冷却時間・型の表面温度・型の種類など、まだまだありますが、色んな要因で変化する事を知って下さい。同じ量のカラー素材を入れた場合、高温のワックスと低温のワックスを別々に流し込んで固めると色の濃淡も出ます。この様に条件による影響で出来上がりが変わるのはキャンドルにとって当然の事なのです。

データ収集

私は常にアドバイスする際に「データを必ず取って下さいね」と言います。上記の影響する要因について数値で確認出来る様にデータを蓄積させます。これがご自身の大切な宝になります。データが蓄積してくると、今まで解らなかった素材の個性が徐々に見えてきます。経験を積むことの大切さがご理解頂けると思います。

技術は後から付いて来る

綺麗なキャンドル、見た目が良いキャンドルを誰もが作りたいと思います。ところが綺麗に見せるテクニックばかり追求しても、実はお店ではあまり意味が無いのです。美しいキャンドルを作って並べたいのは山々ですが、それは単なる自己満足に過ぎません。問題はお客様がご要望するキャンドルを作れるかが専門店(プロ)の問われる部分です。そのためには経験と知識が一番重要なのです。素材を知り、作り込み、データを取る事・・・それが最低限必要な事ですし、その試行錯誤を繰り返す事が後々になって技術として身に付いてきます。プロとアマの違いはとても深い部分にあると感じます。焦らず自分のペースで腕を磨く事を念頭に置く必要があります。

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